水は購入する時代になっていますが、日本の水は硝酸態窒素や放射能汚染などの問題があるため大手ブランドよりも地方銘柄そして海外の水の方がどちらかといえば安心です。
硝酸態窒素は血液の酸素運搬能力を奪うもので、特に3ヶ月未満の乳児は注意が必要。
また硝酸態窒素が体内で亜硝酸態窒素に変化すると発ガン物質になります。
硝酸態窒素が不検出のものは
- 鹿児島の水(全てではない)
- 山梨の水(全てではない)
- 静岡の水(全てではない)
- アメリカのシャスタ産(クリスタルガイザー)
- フランス(ヴィッテル)
などでした。
しかしこれらの検査は2007年に実施しているものなので現在は変わっている可能性もありますし、放射能汚染の懸念が残ります。
今回ご紹介するペットボトル水はニュージーランドのブルースプリングプレミアムウォーター。
水源地は自然保護区内にあるから環境汚染の影響を受けていない特徴がありますがその他メリット・デメリットについてです。
ブルースプリングプレミアムの4つのメリット
ブルースプリングプレミアムは一流ホテルのウェルカムドリンクとして採用されているペットボトル水。
このブルースプリングプレミアムの4つのメリットをご紹介します。
メリット①超軟水で硬度11だから赤ちゃんも飲める
赤ちゃんにミネラル豊富な硬水は腎臓に負担がかかると言われており、安全とされている硬度は60㎎/L以下と言われています。
ブルースプリングプレミアム | 日本小児学会目安 | |
---|---|---|
硬度 | 11 | 60以下 ミネラル表記がない場合:120以下 |
pH | 7.0 | 6~8 |
マグネシウム | 0.139mg | 30mg/L |
ナトリウム | 0.85mg | 42mg/L |
カルシウム | 0.237mg | 285mg/L |
カリウム | 0.39mg | 367mg/L |
参考:朝日新聞
ブルースプリングプレミアムは日本小児学会で発表された基準をクリアしているので、数値的にみても安全だと言えます。
メリット②水源地が自然保護区内だから太古の自然のままを維持
ブルースプリングプレミアムの採水地は自然保護区の中でも車の立ち入りも厳しく制限されているため、太古の自然を維持されいてる場所にあります。
採水されている湧き水は数百年も前に降り注いだ雨で現在の環境汚染の影響を受けていません。
メリット③体の血管や骨に集中しているシリカ(ケイ素)は10~40mg減少、ブルースプリングプレミアムは74mg/L含有
ケイ素は地球で2番目に多い元素と言われており、人間の体にも必要なミネラルですが毎日10~40mg減少しているため体外から補充する必要があります。
ブルースプリングプレミアムには超軟水で硬度11であるにもかかわらず、シリカはなんと74mg/Lも含まれています。
▼シリカ(ケイ素)の働きについて
シリカは人体で毛髪・爪・血管・骨・関節・細胞壁などに含まれ、特に骨形成の細胞層に集中しています。
何もしていなくとも一日で10~40mgも失われていくと言われます。
一般的にシリカには以下の働きがあることが知られています。
●コラーゲン組織を結ぶセメントとして
●骨組織の形成素材として
また、天然性の高いシリカをお求めの方には天然水は特におすすめです。シリカのサプリメントなどもありますが、天然鉱泉水であるブルースプリング・プレミアム以上の天然素材はありません。
ケイ素は目で見える毛髪から目に見えない細胞壁にまで関与しています。
骨粗鬆症対策にも必要であると言われており、カルシウムよりもケイ素の方が重要だと「フラミ ンガム子孫研究」より 2004 年に報告されています。
閉経前の女性ではケイ素摂取量が多い方が骨密度が高いとも報告されています。
古 くから知られているように骨の成長維持にはケイ素が必要だが、皮膚、胸腺なども加齢と ともにケイ素含有量が低下し、ヒトの動脈のケイ素含有量も加齢に伴って漸減し、特に「ア テローム型の動脈硬化症」では激減すると報告されている。(注:アテローム型梗塞は比較的 太い血管が細くなって詰まる。これに対してラクナ型梗塞は脳の深い部分にある細い動脈の血流が悪く なって生じる。) コラーゲンなどの膠原繊維間にマトリックスとして存在するムコ多糖類にケイ素が多 く結合している。胎児の成長、傷の治癒、動脈硬化症や骨肉節炎の治療、あらゆる老化性 の退行性疾患にもケイ素は関与している。ケイ素が特に大切なのはムコ多糖類と結び付い 0 60 120 180 240 300 360 4.5 3.6 2.7 1.8 0.9 0.0 血 清 中 ケ イ 素 (μmol/L) 時間(分) 図3 13.15mgのケイ素を含む食事摂取後の血清中ケイ素濃度 (Jugdaohsingh et al. 2002) 被験者8名(男4名、女4名) Baseline 0-3h 3-6h 6-9h 6 5 4 3 2 1 0 ★ ★ 図4 13.15mgのケイ素を含む食事摂取後の尿中ケイ素量 尿 中 ケ イ 素 量 (mg/3h) ★★ (Jugdaohsingh et al. 2002よりmolをmgに変更し引用) 被験者8名(男4名、女4名) – 8 – ていることである。加齢とともに皮膚中のケイ素含有率は減ることが知られていが、どの 老化現象にも、ムコ多糖類の著しい減少が伴っている。ケイ素はコラーゲン、ムコ多糖類 の炭素骨格に酸素を介して結合している5、24)。 ケイ素の不足は、動脈硬化の促進、爪の割れ、皮膚のたるみ、脱毛など色々な老化症状 にも関係する。一般にホルモンの活動が低下すると、ケイ素の吸収率も代謝回転も衰えて いくようである。
上記をまとめると、ケイ素は加齢とともに減少するため、骨の成長維持が困難になることやアテローム型の動脈硬化症になることでケイ素は激減。
またホルモン活動が低下することでケイ素の吸収率も代謝回転も衰えます。
そうすると
- 骨
- 皮膚
- 爪
- 毛髪
などにもケイ素は関わっており減少すると爪の割れや皮膚のたるみ、脱毛に関係してきます。
ブルースプリングプレミアムはケイ素を豊富に含んでいることから水を飲むことでケイ素補給をすることが可能です。
メリット④セシウム137が0.0ベクレル/kg!!放射能汚染レベルが安全
東日本大震災以降、放射能汚染問題が懸念材料に上がっていますね。
ニュージーランド産のブルースプリングプレミアムはセシウム137が0.0ベクレル/kgという安全な数値が出ています。
ブルースプリングプレミアムの4つのデメリット
ブルースプリングプレミアムの4つのデメリットをご紹介していきますね。
デメリット①500mlあたり約207円/本と水では高価
一流ホテルのウェルカムドリンクに選ばれているため、1本あたり約207円と高価です。
購入数量を増やせば1本あたりの値段は下がります。
体重60kgの成人男性の場合、1日2.5Lの水が必要だと厚生労働省では言われており、そのうち飲水で必要な量は1.2Lと言われています。
500ml✕2.5本必要だと考えると、1日あたり517.5円かかることになります。
月15,525円なので出費が痛いです…。
<計算式>
- 必要水分量 = 体重(kg)×40
- 水分蒸発量 = 体重(kg)×15+200×(体温−36.8)
デメリット②ペットボトル水特有の硝酸態窒素の汚染度が不明
自然保護区の中でも車の立ち入りも厳しく制限されています。
太古の自然を維持されいてる場所であるため安全な水だとは思いますが、硝酸態窒素についての記載はありませんでした。
デメリット③ミネラルウォーターは水道水の基準よりも緩い
水道水よりも基準が緩いミネラルウォーター。
これまでニュージーランド産のキーウィーブルーやオーストラリア産のバームスプリング、国産の哲多のはつらつ健康水にカビが検出されていた過去があります。
またイタリア産のS.Bernardoには糸状のプラスチック片、スイス産のヴァレースイスには白い浮遊物などが見つかっています。
参考:ポケット図解最新水の雑学がよ〜くわかる本【第2版】
原因として考えられるのは水には問題はなく、工場で問題が生じるパターンがあるということ。
ブルースプリングのボトリング工場はニュージーランドの北島、プタルルにある最新の設備を有した施設です。
その徹底したクオリティコントロールは利益を無視した品質への信念によって維持されています。
水の成分を壊さないように加熱はせず、フィルターにより不純物を取り除き、紫外線とオゾンにより殺菌が行われています。
それによりブルースプリング本来の味と成分、そして安全性が確保されています。
上記のように徹底した管理のような記載はありますが、殺菌がどれくらいの頻度でされているかについては不明です。
デメリット④ペットボトル使用のためダイオキシンの問題が懸念
ペットボトル水の問題といえば、ダイオキシンですね。
体に良いからといって飲んでいても、環境問題に発展すればその体にやさしい水も汚染されていく可能性が今後生じてきます。
まとめ
ブルースプリングプレミアムは超軟水なので日本人に馴染みやすいものだけでなく、ニュージーランドの自然保護区内の太古の水という安心感。
そしてケイ素が気軽に補給することが可能で放射能汚染がされていない点に関して非常に優れたお水でした。
しかし1本あたりの高級なお水という点に関して庶民が手を出しづらいというところがすこし気がかりなものではあります。
とはいえ水の内容面に関して非常に優れているお水なので健康にフォーカスされるので良いお水だと言えます。