結論、タイの水は飲めません。
タイの水は排水管が汚れており、飲めるものではありません。
水道をひねれば黄色の水が出ることがあるという記事を見たことがありますが、バンコク市内ではそういったことはありませんでした(私が宿泊した2箇所に限ってかもしれませんが…)。
タイの水事情
タイ人は基本的には以下のような方法で水を飲んでいます。
- ペットボトル水を購入している
- 水道水を沸騰させて飲んでいる
日本と開発途上国の水道水質基準等一覧表より、日本とタイを比較すると水質基準では日本の方が厳しくされています。(以下の表は日本と開発途上国の水道水質基準等一覧表から抜粋しています)
水道水質基準 | 日本 | タイ |
---|---|---|
一般細菌 | 1mlの検水で形成される集落数が100以下 | 500コロニー/cm3以下 |
大腸菌 | 検出されないこと | 検出されないこと |
カドミウム及びその化合物 | カドミウムの量に関して、0.003mg/L以下 | 0.01mg/L以下 |
水銀及びその化合物 | 水銀の量に関して0.0005mg/L以下 | 0.001mg/L以下 |
鉛及びその化合物 | 鉛の量に関して0.01mg/L以下 | 0.05mg/L以下 |
ヒ素 | ヒ素の量に関して0.01mg/L以下 | 0.05mg/L以下 |
亜硝酸態窒素 | 0.04mg/L以下 | ー |
フッ素及びその化合物 | フッ素の量に関して0.8mg/L以下 | 0.7mg/L以下 |
pH | 5.8以上8.6以下 | 6.5以上8.5以下 |
味 | 異常でないこと | 異常でないこと |
臭気 | 異常でないこと | 異常でないこと |
浄水機能がタイよりも整備されている日本の水に慣れている日本人はタイの水道水を飲むと体調を崩す可能性があります。
タイは硬水。硬度が約120mg/L
軟水や硬水の基準はWHO(世界保健機関)が基準で定めています。
- 硬水:0〜60mg/L未満
- 中程度の硬水:60以上〜120mg/L未満
- 軟水:120〜180mg/L未満
- 非常な硬水:180mg/L以上
日本の硬度は60mg/L程度なので軟水です。タイの水は硬度が120mg/L程度と日本よりも硬水です。
基本的にペットボトルの水を飲む
タイの方は基本的に水はペットボトルを購入して飲んでいます。
日本よりも安く水が手に入ります。日本だと100円程度しますが、タイだと水を購入すると7HTB〜17HTB(25円〜60円程度)。
日本の1/4〜1/2程度で購入することができますね。
また、ウォーターサーバーなどを設置しているところもあります。
まとめ
タイでは水道管が汚れているので、水道水の水を飲むことは困難です。
- ペットボトルの水
- 水道水の煮沸
- 浄水器
- ウォーターサーバー
などを利用して水を飲んでいるので、決して水道水をそのまま飲まないように注意しましょう。
歯磨きするときなど、少し口にするときでもペットボトルの水を極力使用した方が良いですよ。